蝉ミキサーさんが話しているうちにふと創作した謎のキャラクター人気投票のためのメモ
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キャラクター一覧
人形操作とトランプと空手を組み合わせたまったく新しい格闘技を使う槍使い
旧石器時代から古墳時代まで生きた人
何度時間をループしても技術を盗む弟子
幼い頃から色々なものにレモンをかけ続けた人生を歩んだ人
歴史の研究が何の役に立つか聞かれた学者
「どうやら僕の異世界知識の出番のようだね!」ってポップしてくる異世界転生者
バター直食い男
高宮なすの、あるいは〝僕〟
まとめ
人形操作とトランプと空手を組み合わせたまったく新しい格闘技を使う槍使い
能力者バトル物で人形遣いになって「なんか周囲からの奥の手として自分自身を操って肉弾戦をやれるんだろ?なみたいな期待を感じるけどできないし、かといって聞かれてもないのに否定するのも変だな……」みたくもにょもにょした気持ちを抱えたい。
— せみみ (@semininjer) 2015, 7月 18
「なるほどわかった。実はお前自身人形で本体は別にいる」 「いやいやいやいや……」
— せみみ (@semininjer) 2015, 7月 18
「なんか人形遣いは奥の手があって当然みたいなプレッシャーを周囲から感じるから実は2週間前から空手を習い始めたんだ」 「誰も求めてないよそんなの……」
— せみみ (@semininjer) 2015, 7月 18
「人形遣いは奥の手があって当然みたいなプレッシャーを感じるから、人形の服の下に三本目の腕をつけてビームサーベル持たせた」 「みたことあるやつだ」
— せみみ (@semininjer) 2015, 7月 18
「空手が不評だったので雰囲気を合わせてフィクションでよくあるトランプで戦うやつを憶えた」 「追い詰められてから奥の手としてトランプで不意打ちするのなんかトランプじゃなくてよくない?感が……」 「いやそんなこと言ったらトランプで戦うべきタイミングないでしょ……」
— せみみ (@semininjer) 2015, 7月 18
「空手もトランプも不評だったしここはもう王道に、死んだら自動で身体が復元するやつと、時間を戻すやつと、人々の記憶を操るやつ憶えてきた」 「憶えてきた、じゃねえよ。忘れてこい」
— せみみ (@semininjer) 2015, 7月 18
「実はお前は俺のつくった自立型人形だったんだよ」 「そうそう!そういうのでいいんだよ!わかってるじゃん!」 「いや、すまん、嘘だよ……まさか喜ぶとは思ってなくて……」
— せみみ (@semininjer) 2015, 7月 18
「さっき、トランプで戦う意味なくないって話したじゃん?」 「ああ、したな」 「人形で戦う意味もなくない?」 「……」 「……」
— せみみ (@semininjer) 2015, 7月 18
「お父さんな、人形遣いやめて十字槍で戦っていくことにしたよ。人形は売ることにした」 「いや別に趣味で続けるくらい……」 「売ることに、したんだ」
— せみみ (@semininjer) 2015, 7月 18
「槍は折れた……もうお前も終わりだな」 「槍使いたるもの奥の手のひとつも持っておくものさ」 「馬鹿な!人形操作と空手とトランプを合せたまったく新しい格闘技だと!?……いや本当に馬鹿なだよ……」
— せみみ (@semininjer) 2015, 7月 18
人形とかトランプとかじゃなくて、なんでもすぐに覚える器用さと真面目さが彼の本当の奥の手ですからね。 (とってつけたような締め)
— せみみ (@semininjer) 2015, 7月 18
弥生時代の人たちが「よし、俺たちは今弥生時代を生きてていずれこの時代も終わるし、やよい亭という店でも作るか」みたいなこと考えてたら面白すぎでしょ。
— せみみ (@semininjer) 2015, 6月 2
旧石器時代の人「旧石器時代が終わったー!これでもう旧石器作らなくていいんだ」 歴史学者「これから貝塚作る作業を始めるんだよ早くしろオラ」
— せみみ (@semininjer) 2015, 6月 2
旧石器時代から生きてる人「うわ、古墳時代マジ面倒だな……まだ旧石器時代のほうがよかった……早く終わんないかな……」 歴史学者「ダメだ。あと4世紀は古墳を作ってもらう」
— せみみ (@semininjer) 2015, 6月 2
未来人「私はグスク時代から警告に来ました……」 古墳時代の人「いやあの、多分俺たちの未来にグスクはないかな……」
— せみみ (@semininjer) 2015, 6月 2
第一尚氏王統の人「このポストグスクの時代をどうやってサヴァイヴしていくか」
— せみみ (@semininjer) 2015, 6月 2
師匠に教わろうとするな技術を盗めと言われたので、やはり盗むというからには持ち主からその技術を失わせる必要があるのかな、って思って師匠に認められたその日に槌で師匠の指の骨をグチャグチャにした。
— せみみ (@semininjer) 2015, 5月 23
師匠に教わろうとするな目で技術を学べと言われたので、師匠をハッキングして自分の姿を見えなくしたら「目を盗めとは言ってない」ってげんこつ食らった。
— せみみ (@semininjer) 2015, 5月 23
師匠が教わろうとするのやめ……って言ったところで素早く唇を重ねた。
— せみみ (@semininjer) 2015, 5月 23
師匠がもう素直に技術教えると言い始めたけどそこをあえて指の骨をグチャグチャにした。
— せみみ (@semininjer) 2015, 5月 23
今回のループでは師匠がそもそも弟子にしてくれなかった。 新しいパターンだ。
— せみみ (@semininjer) 2015, 5月 23
師匠(この世界では師匠でもなんでもないが)に夜道で「指置いてけ!職人だ!なあ、あんた職人指だろ!」って声かけて指を盗んでおいた。
— せみみ (@semininjer) 2015, 5月 23
私はレモンを勝手にかける人だから、切ったレモンが並んで出てくるとレモンにレモンをかける行程を繰り返していつのまにか何もかも失ってしまう。
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 8
隣の席でも手が届けばレモンをかけます。 知らない人でもこの手が届く限りかけ続けます。
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 8
それが間違ってるだなんて思いたくないし、手が届く場所にレモンがあるのにかけないなんて絶対にいや。 だから私はかけ続けます。
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 8
子供の頃、八百屋さんに並んでるレモンを潰して商品に満遍なくかけたことがある。 お母さんにはこっひどく叱られたけど、八百屋さんはこの子はいつかこの国を救う人間になると笑ってくれた。
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 8
小学生の頃、家からレモンを持ってくるのはいけないことだしそれをお友達の給食にかけるのはもっといけないことですと怒られたけど、高学年になる頃にはもう私に注意する人はいなくなった。
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 8
中学生になって、誰も私とお昼ご飯を食べてくれなくなった。 レモンをかけられたくないというのがその理由だ。 1人で食べる給食は何故だか酸っぱかった。 何故だかというか全部自分の給食にかけたからだった。
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 8
高校生になり、初めての電車通学で鞄の中でレモンを潰してしまい1日で教科書を全部ダメにしてしまった。 買い換えるお金はアルバイトして返すことになった。
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 8
大学生になり、悪い方向に自意識が成長した私は何を勘違いしてか山盛りのレモンを手に丸善に行った。 もちろん、入り口で止められて、怒った私は全ての商品にレモンをかけて逃げ帰った。 あの丸善には二度といけない。
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 8
大人になっても背広を着たつまらない大人になりたくないなんて頭の中は成長してなかった私は着ぐるみをきて地元の非公式ゆるキャラになった。 決め台詞はレモン汁ぷっしゃ~~~!だ。 でも地元とレモンになんの関係もなかったから失敗した。
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 8
私の両手はレモン果汁に染まっている。 洗っても洗ってもレモンの爽やかな香りが取れない。 もう後戻りはできない。
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 8
それから私はブレーキが壊れたかのようによりいっそうレモンをかけ続けた。 唐揚げからタン塩、ゆりかごから墓場までなんでもかけた。 生きているのなら神様にだってレモンをかけてみせる。
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 8
失敗した。 政治家1人かけるヤマでそれが終わったら日本から離れるつもりだった。 この世にはレモンをかけてはいけないものも存在するのだ。 多くの人が人付き合いの中で自然に学ぶことを私はその時初めて学んだ。
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 8
そして私は1人このドブ河で死のうとしている。 もうレモンの爽やかな匂いはどこにも感じられない。 泥と、微生物と、草と、ゴミと、そして血の臭いだけだ。 ああ、私の人生はなんだったんだろう。 私はどこで間違えたんだろう?
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 8
思い出すのは八百屋さんのこの子は国を救う人間になるという笑顔だ。 神様……今度生まれてくるときは、どうか最初からレモンをかけておいてください。
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 8
死体が見つかった時、その近くにレモンがあったという。 それが元々持っていたものなのか、それともなにか私たちの知らない物語があり上流から流れてきたものなのかは誰にもわからない。 もしも、流れてきたなら最後の願いを神様は聞いていたのだろうか?
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 8
しかし、そのレモンを死体にかける人間は誰もいなかった。
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 8
おしまい。
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 8
もし貴方がレモンジーナから泥の味を感じ取ったなら、そんな人生を送った1人の不器用な人間のことを、少し思い出してください。
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 8
「なるほど、歴史の研究が何の役に立つか……ですか。その疑問を抱く方は多く、よく聞かれます。最近、携帯電話でお買い物の時など支払いができて便利ですよね。実はあのシステムには歴史学が関わっています 」
— せみみ (@semininjer) 2015, 5月 24
「あと、毎朝の通勤通学には何を使っていますか?おそらくですが電車を使っているのではないでしょうか」 「まさか」 「そう、ここでは詳しい原理は説明しませんが、電車も我々が歴史を研究することで動いています。信じ難いかもしれませんが、これは歴史的な事実です」
— せみみ (@semininjer) 2015, 5月 24
「まだ、確証はないのでここだけの話にして欲しいのですが、最近では毎日太陽が昇るのも歴史の研究のおかげだということを示すデータも見つかりつつあります。 おそらく数年のうちに発表されるでしょう」
— せみみ (@semininjer) 2015, 5月 24
「まさに歴史的な発見ですね」
— せみみ (@semininjer) 2015, 5月 24
「では最近、タッチパネルで注文できる居酒屋が増えたのも」 「あれは人類史の領分ですね。ですが、タッチパネルで注文できてそんなに嬉しいですか?店員さんを捕まえて注文すればいいでしょう。あんな研究にお金を出して国は何を考えてるんでしょうね」
— せみみ (@semininjer) 2015, 5月 24
「どうやら僕の異世界知識の出番のようだね!」ってポップしてくる異世界転生者
本を読んでるときによく「この知識は異世界に転生したとき知識チートできるか……?」って考えるけど大概役に立たない。 異世界難しい。
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 2
「僕の異世界知識の出番のようだね!これはつまり食料狩猟採集民は成人男性のほとんどが1日食料の調達に縛られるのに対して、おそらく彼らは農業を営み官吏や戦士、職人を雇う余裕があるに違いない!その証拠に見てごらん、彼らの装備を観察するとわかるけど───」 エルフ「それで?」
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 2
「僕の元いた世界でもこのように巨大な中央集権的な体制を持ち技術の発達した侵略者と日々の食料を得るのに精一杯のコミューンの悲しい出会いという例はよくあったけどだいたい後者が酷い目にあって終わるね!今ちょうど焼き討ちされてるこの村みたく!」エルフ「なるほど」
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 2
「これは僕の世界ではグスタフアドルフという人が使っていた戦術の類型だね!まいったな、彼のオリジナルか知る手段がないぞ……これでは彼が歴史に名を残すような英雄かどうか判断がつかない」 エルフ「それで、破る手は?」 「さあ……この時彼負けなかったし……」
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 2
「あ、待って、そうだ!彼がグスタフならこっちはファビウスをやればいいんだ!」 エルフ「この村を守れるの?」 「うん、つまりこれは彼らの補給が現地での略奪に依存しているという弱点を突いて持久戦を挑むんだ!無理に決戦を挑まずさらに彼らの略奪を防ぐため村を焦土化させて……させて……」
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 2
「この村では大量の食料を得る手段がなく男性はイコール労働力なため僕のような非力な人間は軽視される傾向にあるけど、元いた世界では専門家を多く雇っていたため僕のような知識豊かな人間は尊敬されてたんだ。もちろん僕も人気者だった」 エルフ「それ、嘘だよね?」 「……何故わかった?」
— せみみ (@semininjer) 2015, 4月 2
バター直食い男については未だにどういう評価をしていいのか、自分自身わかって御座らぬ。 ただ、どのような評価を下すにしろその〝強さ〟は損なわれない、そのように思うので御座るよ。
— せみみ (@semininjer) 2015, 1月 23
バター直食い男殿は「カロリー/値段 を最大化させる食品こそが至高」というメッセージと共にバターを直食いしている写真を上げたことで一躍有名になった御仁で、当時その画像と共に様々な議論が行われたで御座る。
— せみみ (@semininjer) 2015, 1月 23
しかしながら、バターという食品は実のところ全然 カロリー/値段 が高くなかったので御座るな。 菓子パンや干し芋に劣るカロリー単価だったで御座る。 そういう意味でバター直食べ男殿は間違っていた。
— せみみ (@semininjer) 2015, 1月 23
しかしながら、バター直食い以外の行為で彼の正義をここまで鮮烈に主張でき、そして多くの議論や賛同を生み出せる食品があったのかどうか、そう考えるとメッセージとしてのバター直食い男は正しい物であると、そのようにも考えられるので御座る。
— せみみ (@semininjer) 2015, 1月 23
バター直食い男殿がメロンパンや干し芋を食べていたとして、その信念の強さに誰が感動したで御座ろうか? 誰が心打たれたで御座ろうか? 感動は誤りで御座った、しかしそれ以上にその正義のために何ができたで御座ろうか?
— せみみ (@semininjer) 2015, 1月 23
彼は愚かだったのか、冷静な策謀家だったのか、正義に燃えた御仁であったのか、狂人であったのか、それを確かめる手段はもう、ない。
— せみみ (@semininjer) 2015, 1月 23
はー、てーきゅう観ている最中にふと記憶を失って漂流することになって目を覚ました時「高宮なすのです」ってフレーズだけ憶えていて「高宮なすの……これが僕の名前なのか……?」ってなって高宮なすのとして第二の人生を歩み始めたらどうしよう……。
— せみみ (@semininjer) 2014, 9月 8
てーきゅうを観ている"僕"「すごい早口だ……全身やけどする前の僕はこんな顔をしてこんな声でこんなお金持ちだったのかな……。はは、なんの感慨もわかないや……。このゆりやかなえって人は僕のことを心配しているのだろうか……」
— せみみ (@semininjer) 2014, 9月 8
高宮なすの「あら、貴方も高宮なすのって言いますの?」 "僕"(なんということだ……ずっと戻りたかった"僕"が目の前にいる……)
— せみみ (@semininjer) 2014, 9月 8
高宮なすの「高宮なすのが二人いては紛らわしいですわね。10億あげますので名前を変えてくださります?」 こうして僕はそのお金で最高級の治療を受けることができ記憶を取り戻して今では赤坂にマンションを買って静かに暮らしている。
— せみみ (@semininjer) 2014, 9月 8
これにて"僕"と高宮なすのの物語はおしまいです。 応援ありがとうございました。 この物語は僕自身が高校生の時の経験をもとに描かれています。
— せみみ (@semininjer) 2014, 9月 8
物語を通じて皆さんに伝えたいことは、何が幸せを運んでくるかなんて人間には分からないから絶対あきらめずポジティブに生きよう。きっと何とかなる,ってことです。
— せみみ (@semininjer) 2014, 9月 8