近況報告2

 オチから言うとまた2ヶ月くらい無職をしている。
 
 いやあのね、聞いて、クズなりに少しは頑張ったんよ。
 前職を辞めたあと、流石に貯金が尽きそうになってセブンイレブンでちゃんと2ヶ月くらい働いたんよ。
 ただまあ、私にあったことある人はわかると思うけど、私めちゃくちゃ肥満体型じゃないっすか。前なんて、セキュリティのために重量制限がついたゲートがある部屋(計算機が持ち出せないようになってる)に、自前の体重だけで引っかかってしばらく部屋出られなかったからね。数ある肥満エピソードの中でもこれはわりと格が高いのでいつも話してしまう。
 で、立ち仕事とかできるわけねーじゃん。まず、脚を痛めてサポータつけたんだけど、そのあと脚をかばって作業してたら腰を痛めるという悪循環を起こして「こんな仕事で身体壊すのも馬鹿馬鹿しいなー」って思って2週間くらい休みをもらって、それでもよくならなかったから辞めたというのが今回の経緯だ。
 
 今回はしかたなくない?私頑張ったよ。うん。

思い出し反省

 山像さんと会ったときの話なんですけど、会話の前後のつながりは全然覚えてないんだけど「ディック感覚って奴ですね」「いえ、全然違いますけど……」みたいな話をしたんですよ。そのあと「ディック感覚でさくさく食べられる」とかてきとー喋ってた記憶があるので多分本当にディック感覚と関係ないところで言ったんだと思います。
 で、上でも触れたようにその後、なんか否定されるのが楽しくなって4,5回くらい全然関係ないところで「ディック感覚ですね」って言った気がするし、いちいちちゃんと否定されたの、今にして思うとわりと申し訳ないことをしたきがする。
 
 なんか、今にして思うと何が面白かったんですかね……。

情報系ゴミ

 高校生の時、作ったエディタ(っぽいもの)を思い出した。特殊な機能を持つエディタだ。
 と、いうと何か特別なことをするのかと思われるのかもしれないが、そんな特別なことはしない。ただ、一言で説明する言葉が思い浮かばなかっただけだ。いや本当にそんな特別なことをしないでユーザが拡張できるタイプのPCゲームの、MODを書くためのエディタだ。
 いや、バグを放置しているのでエディタ以前というか、作りかけのエディタというか、そもそもエディタというか他のエディタで書いたものをコピペしてボタンを押してちょこちょこその場で弄るような用途のものというか……なんだろ、これ。

 ところがこいつ、なんか特殊な条件で補正機能を使うと前後の繋がりを持つnullが生成される。なんか特殊な条件というのは結局私は特定できなかったので特殊な条件と言っているだけだ。そしてその前後で改行操作を行うと文字の繋がりがなんかぐちゃっとして改行以降の文字列がどこかに消えてしまうし、上の行は見えているのにパスがなくなりカーソル移動で移動できなくなる。


 なんでそんな情報系ゴミの存在を思い出したかというと、なんとなく最近自分の中で前後のつながりが希薄というか、過去の自分が自分に思えなくなるような感覚がなんとなくあるからだ。
 実際、このエディタ(っぽいもの)も作った記憶はあるんだが、なんとなく自分が作った気がしないというか、他人が作ったものみたいな感覚がある。おそらく、デジャヴとかと同じで、名前のついている感覚なのだろう。そういえば(2010年代にもなって!)リレー小説とか書いたときに、登場人物の一人が「過去の自分から続かなくては」みたく感じるシーンがあるのだが、まさかあれが私にとってとても日常的なテーマだったとは読んでいた誰も気付かなかっただろう。
 それとは別にいつの記憶だか、わからないような記憶もところどころにある。どうでもいい話だが、昔のおそ松くんのアニメを観たことがあって何話か覚えているんだが(イヤミとチビ太が刑務所を脱走する話とか)、エンディング曲もなんとなく歌えるんだがどこで観たのかまったく思いだせないとか。赤いサリーのような服を着た女性と長々と話した覚えがあるのだが、サリーとか日本で着ている人いないよなー、どこで会ったんだよ、とか。こっちは単に私が記憶力ないって話だな!!

お祖父ちゃんの話

 「好きとか嫌いとか最初に言い出したのは誰なのかしら」から始まる歌を知っているだろうか。メモリアルが駆け抜けていくやつである。
 
 さて、この問いに答えるとするならそれは僕のお祖父ちゃんだ。と、いうと流石に言い過ぎかもしれない。精確に言うならば、この歌が歌っているような近代恋愛感的な価値観を最初に日本に持ち込み広めたのがお祖父ちゃんという意味だ。そのことに関して僕はどういう感情を抱いて良いのか、お祖父ちゃんがなくなってから何年も経つ今でも決めかねている。誇らしい気持ちは、正直ある。誰も彼も僕の大好きなお祖父ちゃんの影響を受けているのだ。それを誇らしいと思わないわけがない。
 例えば「無意識」という概念がある。それこそ無意識に僕たちが当たり前に意識して使っている単語だ。しかしながら、これはフロイト発見して初めて人々が意識した概念だ。それ以前とそれ以降でどうようもなく人々の考え方は変質した。もしもフロイトの子孫がいるならばみんながみんな当たり前のように「無意識」という概念を受け入れているのを見て誇らしいと思うのではないだろうか。
 
 しかしながら、恋愛という価値観を得て日本という国は幸せになったか、というと少し疑わしい。もしかしたらお祖父ちゃんが持ち込んだその概念はこの国を今なお呪い続けているのではないか、そんな風に思うこともある。そんなとき、僕はどうしようもなく申し訳ない気持ちになる。今なおその概念のせいで苦しんでいる人間がこの日本には大勢いるのだ。
 
 もちろん、お祖父ちゃんの功績はお祖父ちゃんの功績で、お祖父ちゃんの罪はお祖父ちゃんの罪だ、という考え方の方が一般的だろう。しかしながら、僕はお祖父ちゃんの残したお金で不自由なく暮らし、学校に通ったのだ。お祖父ちゃんの残した遺産を受け取ったのなら、お祖父ちゃんの残した罪も僕は引き継がなくてはいけない、そんな風に思うのだ。僕はお祖父ちゃんの続きでありたい。あの誇らしい大好きなお祖父ちゃんの孫として、生きていきたい、そう願っている。
 
 
 
 否、そう願っていた。
 償う方法も見付からず、お祖父ちゃんのお金で入った大学は辞めてしまい、こうしてお祖父ちゃんの残したお金で日々を怠惰に過ごしている。こんな僕はお祖父ちゃんの続きとは到底言えないだろう。大人気映画の二作目が酷い駄作だったようなものだ。続かない方がよほどよかった。
 もうダメだ。

私、気になります

 この前のwebデザインの本ですが、日本語訳に向けて筆者が「日本はリソースのブラックホールと呼ばれてて使うばかりで貢献しないし、バグを見つけても自分達だけで解決法を回してたりする。そんな難しい英語必要ないしフォーラムとかで発言しろよ頼むよ!!」みたいなこと書いてて笑った。
 
 私の修論のテーマって地味にテレビの取材を受けたプロジェクトの端っこの方というか、微妙に近い分野の人だと「あ、○○大学のxx研の人なんだ、へー」ってなる奴でワードすら出しづらくてめどい……。

 さておき、まあそれで協力してくれる農業大学のところまで行ってきたんですけどね。わりと遠くの。調べたら最寄り駅から2時間半くらい山の中を歩くっぽくて一瞬絶望しかけたけど来るまで迎えに来てくれて本当によかった。よかった。
 いや、流石に大学に関係ある人はバスとかある気はしますけど。
 ところで途中の2年間くらいここの寮に入る感じっぽいけどいい感じに陸の孤島でどんな生活をしているかすごく気になります……。

上手く言えないけどとにかく腹立たしい

 別になんか新しいことを学ぶのにそんな抵抗はないんだけど、「若いから新しいこと覚えるのすぐだよね」っていう振りから雑に渡されるのはなんかイラっとする今日この頃、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
 
 そんな感じで雑に教本を一冊渡されたんですよ。うちの事務所もこういうこと出来る人が一人くらいいればいいねー、って。
 まあ、周囲で誰もできないことができるようになるのは気分がいいし、なんか色々とポジション確立できて今後良さそうだし、なんか交渉材料になるかもしれないしいいんですよ。まあ彼らの言う通りちょっと前まで学生だったし、そんな学習も苦じゃないですしね、全然。
 それで渡された教本をぺらぺらと見てて「んー、思ったより難しいなー」って思ったらこんな一文が出てきたんですよ、曰く――――「これを読んでる人はプログラマが多いでしょうから、このサンプルを見てもなにが問題かわからないかもしれませんがデザイナーに見せることを考えてください。一通り説明した後、何もわからないという表情を浮かべてるのが目に浮かびます」とのこと。はいはい今私が浮かべてる顔ね!!!これ絶対私向けに書かれてないよ!!私が読みたいのは「デザイナが読むプログラム寄りの本」であって「プログラマが読むデザイナ寄りの本」じゃないからね!!!てきとーに書店で見つけた教本雑に買って渡すの止めろ!!
 
 
 しかたないので自費で買いましたよ。
 別に自費で買うのも学習するのも全然私はかまわないんだけど、なんかこう、釈然としないというお話でした。

また観光地の話

 またバイト先で千葉の観光地の話になったので東京ドイツ村をあげておいた。
 面白ジョークのつもりで「神聖でもなければローマでもなく帝国ですらない神聖ローマ帝国の精神的な後継者として、東京でもなければドイツでもなく村ですらない東京ドイツ村があるんですよ」みたいな話をしたら神聖ローマ帝国が神聖でもなければローマでもなく帝国ですらない話とか、ドイツの成り立ちとか説明することになってとてとて(とてもとてもの略。かわいい)つらかった。



 東京ドイツ村を千葉だと選帝侯が追認したことにより皇帝を中心とした大帝国の可能性は消えたのであった……。